アクティビティがメインとはいえ、地元を案内するガイドという仕事はただ現場でガイドしているだけじゃないです。
川で遊びながらゴミ拾いしたり、MTBで遊びつつ山道を整備したり、山でも川でもそれぞれ現地で地元の人とひたすら立ち話するのも大事なことです。
今回は地元の方からの依頼そのものはなかったものの、もう台風もうシーズン最後だろうということで整備に入ってみました。MTBは持ってきましたが、使わずに往復7kmほどのハイキングと整備。
整備内容は、こんなところです。
・落ちている石や枝などを除去する
・倒木の除去
・痩せた道を回復させる
・その他ゴミがあれば回収
・次回に向けてのチェック
道具は人力のものだけ。ちょっとしんどいですが、チェーンソーなどを持って登るのも大変なので。これにプラスして、各自(今回は二人だけ)鉈と手ノコを持参。
あと、のんびり何度でも整備に入ればいいので一度あたりの進み具合はそこまで重視していません。
これが
こうなります。スッキリ
さらに他のポイント。
道が見えませんね、、、。
巨大な倒木のおかげで、巻き添えを食った木がいくつかありました。
このせいで少し日光が入りすぎるようになっていたので、来年以降この場所はシダと戦うことになるかもしれませんね。
先日の台風は風がけっこうあったので、倒木が多めでした。
お遍路さんは歩きですが、歩きでもMTBでも倒木は危険なものです。意図せず倒れた木を切るときは、変な方向へのねじれもあるので注意ですね。特に広葉樹はそんなものですが。私は子供の頃から(親が自営林業家だったので)林業経験者でもあるので、そのへんは大丈夫です。
ふもとから峠まで倒木除去しつつ登り、帰りの下りは道普請です。
作業前写真がないですが、これは歩きやすくなりましたよ。
痩せてしまった道を無理ない程度に広げます。
残置ロープには頼らないように歩きましょう。
道がきれいになると気持ちがいいもんです。
ここは遍路道としては400年の歴史があります。江戸時代からあると思うと、なかなかすごいですね。道そのものはそれ以前からもちろん存在していたはずで、周りを見るといろんな痕跡が確認できます。自転車のガイドですが、要望があればこのような遍路道のガイドも対応できます。
作業後はふもと集落の方たちと立ち話。
はやく海外からのお遍路さんが戻ってくるといいんですけどね。こちらの地元では、歩きの遍路さんは半分以上が海外の方という印象です。