走れる場所を増やしていく

MTBは自由な乗り物だと思っていますが、自由とは何でもありではなく責任が伴うものです。

MTBで走って楽しいトレイルやコースは、誰かが維持しています。営業コースなら利用料からなので、利用者は料金を支払うことで走れます。
しかし、そうではないトレイルというものは誰かの労力やお金で維持されていたりします。
そこで「ロードバイクで道路走ればタダやん」なんて言われたら、ちょっと絶句で反論というか間違いを指摘する気も起きなくなってくるわけですが、、。

さて、トレイルをこよなく愛する1人のマウンテンバイカーとしては、自分の楽しみとしてももちろんですが、ガイドツアーで走るルートを増やし、地元の人の楽しみを増やす、というために新しい道を作っていくわけです。それは、誰も損はしない労働なわけです。まぁ、対価が発生する仕事というか労働というものは誰も損をしていないわけですが。そんな世の中の基本についてはここでは省略。

まだ開業したて、、といつまで言っているんだとお叱りをうけそうではありますが、閑古鳥が鳴いているわけで時間はあります。
これも自分の未来への投資ということで、今日もせっせと楽しみつつ道普請をしてきました。

この場所はすこし昔(30年前くらい)まで子供たちが遊んでいた山への入り口となっている場所。故あってここの入り口を切り拓き、その先にあるトレイルへ快適にアプローチできるように、、、という作業。

数年前に大きな木を切った影響で、日が差してきて笹がノビノビとなっています。
笹の高さは2~3メートル。うまく道にしたら笹のトンネルになるでしょう。

とりあえず切るだけ切って除去してみました。この写真はで4メートルくらい、その先30メートルほどあります。

しかし、竹もそうですがこの地下茎がある植物ってのはけっこう大変です。根っこが残るとすぐ生えてきます。もっとも、全てを排除することはできませんし、それなりの頻度でこの道を使っていたら踏み固められることで生えてこなくなるでしょう。

とりあえず、土を掘り起こして余計なものは除去して踏み固める、というまさに開墾作業をやってみました。

走れそうな感じになりました、良い出来です。

こうして、「田舎なら走れるところいっぱいあるはず」という認識が違うということも伝えていかないと、、なんて思っています。
山に人が入っていた時代なら当然のように誰かがをそこを利用して維持していたわけですが、現代はそんなことはありません。どんどんフィールドは消えていっています。

自然の中そのもののトレイルは魅力的です。楽しむためにはそれなりの労力がかかっている、というわけです。
これで山に入る人が増えれば維持もしやすくなるでしょう。

最後に一枚。これはセンリョウかマンリョウか分かりませんが、そんな名前の植物です。
この小ささ(5cmくらい)でも実がなっていて、ちょっとした驚きがあります。

こういう小さな楽しみも、マウンテンバイクで通り過ぎるだけじゃない山の楽しみの一つですね~。
まだ植物のことはよくわからないので、これから時間かけてお勉強していく所存です。

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